寒い朝にギックリ腰が増える理由とは？
はじめに
皆さん、冬の寒い朝に突然腰が痛くなり、動くのも辛い「ギックリ腰」を経験したことはありませんか？
当院でも、寒い季節になると
「朝起きたら腰が痛くて動けない」「急に腰を痛めてしまった」というご相談が増えてきます。
なぜ寒い朝にギックリ腰が増えるのでしょうか？
今回は整体師の視点から、その理由と予防法について詳しく解説します。
ギックリ腰とは？
ギックリ腰は、正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、突然腰部に強い痛みが走る症状です。重いものを持ち上げたとき、体を急にひねったとき、そして何気ない動作でも発症することがあります。
多くの場合、筋肉や筋膜、靭帯に急激な負荷がかかることで炎症が起こり、痛みを引き起こします。
寒い朝にギックリ腰が増える理由
では、なぜ寒い朝にギックリ腰が増えるのでしょうか？
主な理由は以下の通りです。
1. 筋肉が冷えて硬くなる
寒い環境下では、体温を守ろうと筋肉が収縮しやすくなります。特に睡眠中は体温が下がりやすく、朝起きた時には筋肉が硬直していることが多いです。
その状態で急に体を動かすと、筋肉や靭帯に過度な負担がかかり、ギックリ腰を引き起こしやすくなります。
2. 血流の悪化による柔軟性の低下
寒さにより血管が収縮し、血流が悪くなります。血流が悪いと筋肉への
酸素や栄養の供給が滞り、柔軟性が低下します。
そのため、朝の動き出しで筋肉が十分に伸びず、急激な負荷がかかることで腰痛が発生しやすくなります。
3. 睡眠中の姿勢や寝具の影響
寒い季節は厚着や重い布団で寝ることが多く、寝返りが減る傾向があります。寝返りが少ないと同じ姿勢で長時間過ごすことになり、筋肉や関節が硬くなりがちです。
朝起きて急に動き始めると、その硬直した状態がギックリ腰の原因になることがあります。
4. 朝の急な動作
寝起きはまだ筋肉や関節が十分にほぐれていません。そのため、いきなり起き上がったり、重いものを持ち上げたりすると、腰に強い負荷がかかりやすくなります。
特に寒い日は、体全体がこわばっていることが多く、ギックリ腰のリスクが高まります。
ギックリ腰を防ぐためのセルフケア
ギックリ腰を予防するためには、日常生活での心がけが重要です。
当院が推奨するセルフケア方法をご紹介します。
1. 朝のストレッチを習慣にする
起床後すぐに体を激しく動かすのではなく、まずは軽いストレッチや深呼吸で筋肉をほぐしましょう。
特に腰回りや背中の筋肉をゆっくり伸ばすことで、血流が促進され、柔軟性が高まります。
2. 寝具や寝室の環境を見直す
寝室を適度に暖かく保つことで、筋肉の冷えを防ぎます。また、寝具は体にフィットするものを選び、寝返りがしやすい環境を整えることも効果的です。
3. 朝の動作をゆっくりと
起床時は、まず横向きになってからゆっくりと起き上がるようにしましょう。急な動きは筋肉や関節に大きな負担をかけます。
時間に余裕を持ち、ゆったりとした朝の動作を心がけましょう。
4. 日常の運動習慣
普段からウォーキングやストレッチなどで筋肉の柔軟性を保っておくことが、ギックリ腰の予防につながります。
特に腰回りの筋肉を鍛えることで、急激な負荷にも耐えられる体を作ることができます。
整体院でできること
もしギックリ腰になってしまった場合、無理に動かず安静にすることが大切です。しかし、痛みが強い場合や動けない場合は、早めに病院を受診しましょう。
整体では、筋肉の緊張を緩和し、血流を改善する施術を行うことで、症状の軽減が期待できます。また、再発防止のためのアドバイスやストレッチ指導も行っています。
まとめ
寒い朝にギックリ腰が増えるのは、筋肉の硬直や血流の悪化、寝具や動作の影響が大きく関係しています。日頃のセルフケアを心がけることで、ギックリ腰の予防につながります。
万が一痛めてしまった場合は、無理をせず早めに専門家へ相談しましょう。
寒い季節も元気に過ごすために、ぜひ参考にしてみてください。
当院からのお知らせ
当院では、ギックリ腰の予防と対策のための施術やセルフケア指導を行っています。冬の寒い時期、腰痛に悩む方はお気軽にご相談ください。
皆様が痛みのない快適な生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
